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グリフォン 種族 魔種 ジョブ マジシャン タイプ 鷲獅子 HP 500 ATK 90 DEF 110 PSY 50 コスト 50 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 サクリアタックタイムS 称号 不明 「……ぇ………なに……こいつ……」 突如俺たちの前に“そいつ”は現れた。 上半身が鳥で、下半身が動物……このでかい化け物の姿には見覚えがある。 なんだっけ……そう、“グリフォン”だ。 子供の頃にやったテレビゲームで何度も倒した、空想の化け物――。 化け物が上げた甲高い鳴き声で我に返った俺の行動は早かった。 パニックを起こしているツレたちを放って、咄嗟に路肩に止めてあった愛車へと飛び乗ると、 エンジンをかけて豪快にアクセルをふかす。 そして置き去りにされると気付いて服を掴んだツレどもを振り払い、バイクを急発進させる。 「くそっ……なんなんだよアレ!! 冗談じゃねーぞ!!」 冷や汗が止まらない。思いつく限りの罵詈雑言で意味のない悪態をつき続ける。 何か喋っていないとどうにかなってしまいそうだった。 とにかく今は逃げないと……なのに―― 「ちくしょうが!! なんで俺を追ってくんだよおおおお!!!」 バックミラーに映った化け物は、他の人間には目もくれず、確実に俺を追ってきている。 何で俺!? どうすればいい?? どうすれば助かる!? 弱点とか、気を引けるもんとか何か―― 必死に頭を巡らせた俺は、ホルダーに設置してあるマイクデバイスを起動して検索をかけた。 ≪グリフォン――鷲の翼と上半身、ライオンの下半身をもつ伝説上の生物です。 黄金を守る役目を担うと言われます。馬を目の敵にしており、好んで馬を喰らいます≫ 「馬!? そんなのいるかよ!!」 役に立たない検索結果に苛立ち、デバイスをを殴りつける。 「あああああ!! 何で俺ばっか! くそくそくそ!! このままじゃ追いつかれる!! ざっけんなよっ!! こちとらアクセル全開だぞ!! こいつはローン200万、1300CC、54馬力の――あ、馬……」 言い終わる前に、鉤爪の感触を全身に感じると共に、そのまま地面が遠くなり――。 ~『グリフォン注意標識』が立てられた、ある通りの一幕より~ 身長 3[meter] 体重 200[kg] 性質 非常に獰猛 見ると腹立つ 馬 好物 牡馬 馬とは 人間がまたがる動物 イラストレーター 猫将軍
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アズラエル 種族 神族 ジョブ アタッカー タイプ エンジェル HP 550 ATK 90 DEF 80 PSY 100 コスト 60 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 アームドPSYダメージ 称号 翼持つ者達の導 「天使さん、何をしているの?」 ――少女よ、書を見ているのだよ。 「天使さん、どうしてそれを見ているの?」 ――少女よ、それが汝の望みであるからだ。 「天使さん、“あの子たち”の名前はそこにあったの?」 ――わからぬな。“あの者ら”は“そこにあってそこにない”。 故に“生者の名”を連ねたこの書に、果たしてその名があるものか――。 「天使さん、私の望みは叶いそう?」 ――わからぬな。汝の“望み”は“望みであって望みでない”。 故に答えが出た後に、それを断ずるは汝にしかできぬのだ。 「天使さん、あの子たちは幸せになれそう?」 ――わからぬな。あの者らの幸せとは――。 「私にはわかるわ」 ――ほう……何故に? 「だって、私はあの子たちの幸せを知っているもの。 天使さん、“その名”を調べるのなら、私と同じ、 “半分しか名前の載っていない子”を探しなさいな。 それじゃ、見つけたらすぐに教えてちょうだいね。 私は早くあの子たちを見つけなければならないの」 ――ふぅ……いったか。『混沌』のみならず、あのような者たちまでも引き寄せるとは…… 『マルクトの境界』、ここもまたなんと罪深き世界であることか……。 身長 人の生の数ほど 体重 人の死の数ほど その目 人の罪を見る その口 人の罪を裁く 司るもの 人の魂の管理 異名 死の天使 イラストレーター バシウス CV. 内匠靖明
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ダンタリオン 種族 魔種 ジョブ マジシャン タイプ ソロモン HP 450 ATK 70 DEF 80 PSY 50 コスト 40 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 魔幻公爵 称号 72柱はソロモンと共にあり 実験の成功、おめでとう。どうかな? 感想の程は。 ここに至るまで20年だったか。辛く苦しい道のりだったが、やっと報われたというわけだ。 この瞬間こそがあなたの科学者人生において、最も輝ける時と言えるのだろうね。 ……いやいや、よしてくれ。僕はきっかけを与えたまで、 ここまでこれたのは全てあなたの力だよ。 あなたは真理に至るために、自身の壁を超えるささやかな「知識」を望んだだけだ。 僕はそのほんの小さなヒント教えて差し上げたまでさ。 その為ならば何を失ってもいいとあなたは言ってのけた。 それこそ、悪魔に魂を売ってもいいとね。 研究者として、魂の一片まで誰が為にありたい、 それが例え悪魔に捧げられるものだとしても誰かの役に立つのであれば嬉しい―― なんと見上げた心意気じゃあないか。 僕の権能がそんなあなたの役に立ったというのなら、嬉しい限りだよ。 それでは、そろそろあなたにも支払ってもらおうか―― うん? まだ足りない? まだ先が識りたいって? あはは、貪欲だねぇ。 しかしそうなると、僕としてはもう少し“味付け”をさせてもらいたくなるのだけど…… ほぉ、どのような条件だろうが構わない――ふふ、さすがはあなただ。解ったよ。 では、聞きたまえ―― あなたが今さっき成功したと言った実験結果だがね、あれにはまだ先があるんだ―― おやおや、目を輝かせて、まぁ落ち着いて聞きたまえよ。 つまりね、あの因子の完全発現と安定にはまだまだ素地が足りていない。 抽出した因子をプロトプラスト化して細胞内へ取り込ませたまでは良かったが、 出来上がったあの形質転換体は多分に不完全なものなのだよ。 あの検体程度では持って……そうだな、5年が寿命といったところだろうね―― うん? どうしたのかな? しっかり最後まで聞いてくれよ。 必要なのはね、あなたたち人間には感知できない「振動」なんだ。 「共鳴」と言い換えればはっとするかな? それによってDNAと共にアルカナ因子を細胞に飲み込ませる。 細胞を多少なりとも傷つけてしまう浸透圧調整剤などに頼るのではなくね。 あなたはもう少し電子や素粒子の波動や磁場といったものを高次元的に捉えて勉強した方がいい、 といっても難しい話だね…… あなたのレベルでその域まで達するにはあと60年はかかるだろうなぁ。 つまりね、あなたは真理に辿り着いたつもりになっていい気になっていたようだが、 その実ほんの入り口にたどり着いただけだったというわけさ―― おや? どうしたのかな? 今にも絶望で死にそうな顔をしているねぇ。 あなたの実験の犠牲になった子供たちも、 今のあなたの顔を見たらほんの少しは胸がすくかもしれないね。 少なくとも僕の胸はすいたかな。いつ頃からか……僕はどうにも子供をいじめる奴が嫌いでねぇ。 どうだい? もう少し“味付け”してみようか? 早く殺してくれ? なんだい、つまらないなぁ。少し“濃く”なりすぎてしまったようだ。 すまないね、僕は濃すぎる味はダメなんだ……悪魔にだって選ぶ権利はあるからね―― うん、やっぱり、あなたの魂はいらないよ。 しばらくは、その顔を眺めて過ごした方が……ふふ、楽しそうだ。 身長 欲する知識が深ければ深い程 体重 欲する心理が遠ければ遠い程 序列 71番目の大公爵 与えるもの 遍く学術の知識 特技 心の操作 仲良し ガープ イラストレーター 小城 崇志 CV. 石原雅人
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ガブリエル 種族 神族 ジョブ ディフェンダー セフィラ ティフ タイプ エンジェル HP 600 ATK 90 DEF 110 PSY 90 コスト 70 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 大天使聖ガブリエル 称号 翼持つ者達の導 大きく広げた6枚の光翼が天空を覆う。 アケローン世界とは異なり、ここには未だ“信仰”が息づいているようで、 ガブリエルは翼の先まで全身に漲りを感じた。 「一見……素晴らしい、争いの無い平和な世界です――だが、その“心”は違うようだ」 さらに高く昇り、高空より眼下の都市群を見渡してみる。 確かに神を想う“信仰”の力は感じられる。だがその奥底には、 幾重もの布で巧妙に覆い隠された不気味な澱みの存在を感じずにはいられなかった。 そこに数百年前までは普通に行われていたであろう、 血を流し合うような戦いは存在していない。 しかし人々の間には、それとはまた別の、命に爪を立てかねぬ昏い争いが行われている、 そう思えてならない。 「どうやらこの世界にも“彼奴ら”の根は届いているようだ。 『アルカナセフィーロ』の示す通り、やはりこの世界が結線の地『マルクト』…… この地で、君は何を見た――」 ガブリエルは、異世界で神を愛するあまり闇に堕ちた“友”を思った。 何故彼は堕ち、神の摂理を歪めようとしてしまったのか――。 運命の樹形図『アルカナセフィーロ』は神が定めた宇宙の摂理。 それは守られ、果たされなければならない。 もし、この図形が歪むことがあれば、 緻密に組み上げられた宇宙の在り方そのものが歪んでしまうのだ。 この図形の守護者たる四大天使の一角が崩れる――そんなことが起きるはずはなかった。 しかし、それは起きてしまった。 彼は堕ちる直前この次元に赴いていた。ならば、ここに彼を扇動した者がいるに違いない―― そう思ったガブリエルは、異世界で暗躍する友を仲間に託し、いち早くこの次元へと飛んだ。 「ミカエル、君の罪は到底許されるものではない――」 下界を見下ろす金色の瞳に力が入る。 「――そして、私もまた、君をたばかった者を決して許しはしない。 君が戻るまで、私の第9セフィラと共に、君の『ティフ』は私が守るとしましょう。 まずは、『この世界のロード』と手を組むのが先決……」 そうつぶやいた天使は、静かな怒りを乗せた翼を強く羽ばたかせた。 身長 神の御心のままに 体重 神の御心のままに 四大天使の同僚① ミカエル、ラファエル 四大天使の同僚② ウリエル 異名 神の人 特技 ラッパ イラストレーター kera CV. 西田雅一
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ナラシンハ 種族 神族 ジョブ アタッカー セフィラ エソド タイプ ワーライオン HP 400 ATK 50 DEF 50 PSY 50 コスト 30 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 獅子聖王 称号 不明 怒りに任せて殺した。情動に任せて破壊した。 しかしそれで晴れる心はなく、守り得た者もみな怯えた目で彼を見つめた。 だがそれでいい。民の為、守るべき者の為に怒り、戦う。 敵は悪であり、悪を滅することが自身の全て――黒き師子王はそう思っていた。 そんな彼の背を優しく包む者がいた。 その者は紅き隻眼を宿し、その燃える瞳を真っ直ぐ向けて告げた。 「もう、許すべきだ」と。 それは叶わぬ。敵を許すわけにはいかぬ――師子王を首を振った。 敵は妻を、子を、友を、闇の底へと落としめた。 ならば自身も同じ闇へと落ち、闇の底に巣くう敵を滅するのみ――しかし、若者は告げた。 「許すのは、あなた自身のことだ」 全てを守ろうとし、全てを守り切れなかった自分自身を許して欲しい。 もっと自分の為に生きて欲しい――そう若者は涙した。 全身の力が抜けた。張りつめたものが抜け出ていくように膝を付き、大きな体を屈ませた。 師子王の目には、久方ぶりの涙が浮かんでいた。 そしてその涙に押し流されるように、体から黒い怒りが消え去り、 彼は再び『獅子聖王ナラシンハ』の姿を取り戻していた――。 * * * * ナラシンハは、光り輝く異界の街を見下ろした。 「亡き妻よ、子よ、民たちよ、私は立とう。そして誓おう。 真の王として、牙なき者たちのために吠えんことを―― だが今は、私事たるこの戦いを見守って欲しい」 彼は来た。自らの意志でここに立った。 このように自身の思いのみに従い、誰が為でもない戦いに臨むのは初めてのことかもしれない。 事実、“あの者”ももはやそれを望んでいないのかもしれない――。 だが、それでも良かった。 それが彼の今の思いであり、あの日の“あの者”の言葉通り、 全てを投げ打ってでもそうしたいと思える自分を、信じることが出来ているのだから。 「今度は、私が救う番だ」 ナラシンハは眩い聖王の輝きを発すると、強く月に吠えた。 身長 2.2[meter] 体重 160[kg] パンチ力 思いの強さが全てを砕く 生息域 救うべき魂のあるところ 武器 自身の思い 怖いもの 「自分自身」であることを知った イラストレーター 仙田 聡 CV. 武虎
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ヤクシニー 種族 海種 ジョブ ディフェンダー タイプ アスラ HP 300 ATK 10 DEF 10 PSY 30 コスト 10 召喚 DEFウィーク 武装 なし 血晶武装 なし 称号 不明 私は戦った。 戦って、戦って、戦い続けた。 力なきものの血が、ただの一滴も流れぬように。 死に涙するものが、ただの一人もいなくなるように。 だがそれは、称賛を受けて然る戦士たちの如き、高潔な意志によるものではない。 そうすることで――私自身が救われたかったのだ。 誰かが受ける傷も、誰かが流す涙も、全て自分で背負うことで、私は許されたかったのだ。 そうしていつか倒れたならば、自らの罪を幾ばくかはそそぐことができるやもしれぬ―― そんな身勝手な想いに付き動かされていたにすぎなかった。 そんな時、あの“赤き瞳の王”に出会った。 あの者は、人の身に負うにはあまりに重すぎる業を背負いながらも、 決してその罪から目を背けることなく、信念を貫き通した。 そしてその者の隣に立ち、幾多の戦場を共に戦う内に、思うようになったのだ―― 私も、そうありたい、と。 贖罪のために剣を振るうのではなく、自身の望みと共に過去を受け止め、猛々しく戦いたいと――。 だから今、私は私の心のままに、為すべき戦いをしよう。 「――そうだ、私は人を喰らう鬼神……分別などは無いと思え! 私の前で未来を託す子らに非道を為すならば―― このヤクシニー、神であろうと喰ろうてやろう!」 身長 1.71[meter] 体重 56[kg] 過去 鬼神の一柱 象徴 豊穣 守りたいもの 子供たち 最近好きなもの ソーダ水 イラストレーター kera CV. 野引香里
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ゲブ 種族 神族 ジョブ アタッカー セフィラ ティフ タイプ ヘリオポリス HP 300 ATK 10 DEF 5 PSY 30 コスト 10 召喚 ツインセフィサポートP 武装 なし 血晶武装 なし 称号 聖刻のヘリオポリス 「……んなっ!? また増えただと……何が起きているというのだ!?」 ここ最近、極東方面より感じる不自然かつ爆発的な霊力の高まり…… これは土着の神々とは違う……明らかに、異質な力がどこぞより“湧いて”きておる……!! 「……やはり、“そう”いうことなのか……?」 詳細はわからぬが、しかし恐らくこれは――いや、間違いない。 これは、ここではない“別世界”からの“侵・略・行・為”!! むぅ……今はまだ極東の地だけで済んでいるようだが、 いずれは我々の領域「ヘリオポリス」をも脅すかもしれぬ。 そうであれば、急ぎ対策を立てなければならぬというのに―― 「ぬぅぅぅぅぅ、ラー様は――まだ戻られぬのかあああ!!!」 ラー様め……ワタシが妻とあれやこれやで揉めた挙句、落ち込んで温かな大地に引きこもり、 繊細な心を癒している間に居なくなってしまわれるとは…… この置手紙、『ちょっとレムギア行ってくる。あとは頼んだゲブ~』とはどういう意味なのだ!? 『レムギア』ってなんだ!? しかもワタシの名前が何か変わったキャラの口調みたいに使われとるし……。 まずい……まずいぞ。このままでは……。 「このワタシが戦いの最前線に立たされてしまう! なぁぁんと面倒なあああ!!」 ……仕方がない、背に腹は代えられぬ。 無礼ではあるが、ラー様を無理やりにでも呼び戻してまおう。 「おい、誰かおらんか! ラー様を召喚するぞ! 誰ぞ手を貸せい!!」 …… ………… ………………なぜ、誰も返事をせん。 弱ったな、ワタシひとりで最高神なんぞ呼び出せるはずもなし……。 「おーい! オシリス―! イシスー! セトー! ネフティスちゃ~ん!」 ………………どうした? 誰もおらのか?? ははは、そんなわけ――何だ、もう一通置き手紙が…… えぇと『ラー様を追って、オシリス様以下ほとんどの者でレムギアに行ってきます。 ゲブ様は引きこもりっぱなしだし、お心が弱いのできっと役に立たないと思い声を掛けませんでした。 暇でしたらネクベトちゃんのお花に毎日お水あげて下さいね――ヴァジェトより』 へ、へぇ~そうなんだ~。みんなで『レムギア』にねぇ――って、こんのヴァジェトめ! いったいワタシを何だと……ん? んんん!? ということは…… おい……おいおいおい、まさか、今ここにはワタシしかおらんのか??? ちょ、ちょっと待て……ワタシだけで謎の軍勢の侵略に対抗しろと!!?? 無理無理無理!! 面倒とか面倒じゃないとかそれ以前に、戦力的にふっつうに無理イイイイイ! 「おっほぉぉぉぉい! 誰かああ! 誰でもいい! バステトとか、セベクでもいいから、誰かおらんの――」 「ヴモォ~~」 「おお!! メンフィス、お前がおったか!! 良かった! お前のような牛でも、おれば――なるほど……牛な。戦力……うん、牛か、うんううん」 …… ………… ……………… 「誰かああああ!! 早く戻ってきてええええ!!」 ~『ゲブ神の一番長い日』より~ 身長 3.2[meter] 体重 190[kg] 最高速度 できればずっと大地に座っていたい 司るもの 大地 好きなこと 大地で昼寝 妻 ヌート(別居中) イラストレーター 旗助
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タイラント 種族 人獣 ジョブ アタッカー タイプ キマイラ HP 550 ATK 90 DEF 110 PSY 70 コスト 60 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 アクセルアップA 称号 不明 現在時刻はAM7時35分、我々MNN取材班は、『大共鳴』後、 ここ奥多摩で頻繁に目撃されるという巨大生物の調査にやってきました。 現地の状況をご覧ください、この暗闇。 1m先も見えず、ライトの光すら数mで吸収されてしまいます。 いったいこの奥多摩で何が起こっているのでしょうか…… 繰り返しますが現在時刻はAM7時台、早朝です。なのにこの暗さ、一筋の陽光も差していません。 先程まで、我々の目の前には奥多摩の豊かな自然が広がっていました。 そこに突然影が差したと思いきや、地面が大きく跳ね、気づくとあたりはこのような状況に―― ぅおっと!……失礼、このように、地面は非常にぬかるんでおり、熱帯雨林の湿地帯を思わせます。 粘液……のようなものでしょうか、ブヨブヨとしたそれらがあちこちに広がっており、 足を取られ非常に歩きにくく、加えてこの異臭…… ここは本当に日本であるのかと疑いたくなる様子です。 当然ながら、上空に我々をここまで運んでくれた報道ヘリの姿も見えません。 異次元というものがあるのならば、きっとこのような所なのではないのかと―― あ!! 見てください、ライト! ほらライト当てて! あそこです! たくさんの残骸が、あれは、我が社のヘリコプターのようですね…… ところどころ溶解して、塗装がはげかけています……生存者は――あ、ライト消さないで!! …………とうとう、私が最後の一人になってしまったようです。 皆さん、現在この辺りは非常に危険です。決して近づかないでください。 この放送が、皆さん元へ届いていることを祈ります――生きて帰れたら、また会いましょう。 以上、異界と化した奥多摩より、青田がお送りしました。 ~奥多摩山中で発見された「巨糞」の中から見つかったレコーダーより~ 全長 60[meter] 重量 520[t] 最近の狩場 奥多摩山中 最近のお気に入りの捕食対象 「鉄の鳥」 「鉄の鳥」の好きなところ 姿を見せると増えて寄ってくる 「鉄の鳥」の感想 外身は不味いが中身は美味い イラストレーター Kotakan
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STAGE2『血の器』 道明寺剣術道場 英子 「ねぇ そこの……あんたが仕掛けたの?」 優羽莉 「無事だったのね 千尋くん ――死んでいてくれれば良かったのに」 千尋 「あんたは……」 英子 「隠れててもいいのに いい度胸じゃない」 優羽莉 「そう? あなたは……千尋くんの守護者かしら」 英子 「そうだよ それじゃ――何して遊ぶ?」 優羽莉 「……」 順 「やめとけ 優羽莉 その女 想定外だ 得体が知れない」 優羽莉 「……葵くん」 順 「乗れ」 千尋 「待てよ!」 優羽莉 「千尋くん――――あなたじゃ“孤島の魔法使い”にはなれないわ」 ――バイクに乗り走り去る優羽莉と順 英子 「ふぅ 行ったね 正直やばかったから これで良かったかな あの子 知り合い?」 千尋 「……かな――訳がわからないよ」 英子 「あら“記憶”頭に入ったんでしょ? 全部じゃないにしても」 千尋 「それも含めてさ こんなことが起こって それでも冷静でいられてる自分ごとわからない それに――――あんたは 僕の知ってる森園さんじゃない」 英子 「……そうだね じゃあ 私じゃない人に説明してもらおっか ついてきて」 ――潰されたタンポポの花 千尋 「オヤジさん…… ごめんね……」 * * * * 聖マルディウス教会 英子 「ようこそ 秘密のアジトへ」 千尋 「ここ何? 外見は教会みたいだったけど」 英子 「教会ってよりは“神殿”かな 神父さんいないし シスターはいるけど ね 笙子」 笙子 「アハハ…… うん そうかな こんにちは その人が『ラメド』の人?」 英子 「そ“私の”人」 笙子 「え……と 初めまして もとはちゃんと教会だったんだけどね ここのシスターの花島です」 千尋 「……どうも」 笙子 「その…… 突然のことで戸惑ってらっしゃると思いますけど――」 ドゥクス 「いいわ笙子 私が説明してさしあげる」 ――教会内に浮かび上がる4人の影 ドゥクス 「ごきげんよう――千尋」 千尋 「……!」 ドゥクス 「初めまして? 初めましてじゃない? どうだったかしら 鈍?」 鈍 「……ご立派でございます お嬢様」 千尋 「君は……」 ドゥクス 「フフ 早速役に立ってくれたわね 笙子 こんなに早く会えるなんて」 笙子 「ハハ……」 ドゥクス 「“器”はひかれあう――――“あの子たち”と同じにね * * * * 怯えを隠せず、心のままに律し、 ぶざまに節制《サメフ》するのだよ―― 道明寺虎鉄 神社 虎鉄 「うぅ…… ひっく 父さん…… 千尋さん…… あんなの おかしいよ…… クソ…… あんなに…… 受験失敗するまで練習してさ こんなのって………! ……これからどうしよう…… 風間さん 大丈夫かな……」 ブルースカル木戸 「こんばんはー おにーさーん」 虎鉄 「……?」 ブルースカル遠藤 「兄さんかな? オレらを呼び出しちゃったブレイブメンは」 虎鉄 「……知らないよ」 ブルースカル木戸 「知らねぇこたねぇだろうよ こーんなトコで かっこいい木刀なんか持っちまってよ」 虎鉄 「……あっち行けよ オレ 今あんたらみたいのの相手する気分じゃないんだ」 ブルースカル木戸 「あぁ? だらぁぁ!!」 ――虎鉄に蹴りを放つブルースカル木戸 虎鉄 「痛って…… なんだ この馬鹿力……ゴリラかよ」 ブルースカル木戸 「だーれがゴリラだ しょっぺーこと言うんじゃねぇよ」 ブルースカル遠藤 「オレらもさぁ 探してんだわ オメェじゃねぇのかぁ? 最近オレらを“狩ってる”ヤツってなぁよぉ」 風間 「虎鉄君!」 虎鉄 「風間さん…… 風間さんだ!! 良かった……無事だったんだ……」 風間 「千尋君も無事だよ」 虎鉄 「本当に……!? はぁ~ そっか……」 風間 「君こそ無事で…………ってわけではないようだね」 虎鉄 「ハハ なんか 絡まれちゃってるみたい」 ブルースカル木戸 「へぇ~ なーんだ 仲間もいんのかよ」 椿 「フンフ フフフ~ン♪ たい焼き~の め~だまを掘~れば黒~~♪ さ~てさて 今日はど~んなお魚かかってますでしょね~♪ う~わわ な~んか始まっちゃってんよ~! ありゃりゃ……部外者か~? ちゃ~んと“壁”張っといたのになぁ…… でもま ど~でもいいんだニャン♪」 風間 「この人たち…… 普通じゃないね……」 虎鉄 「そうみたい…… はぁ…… 今日は散々だ……」 椿 「お~い そこの木刀少年と眼鏡のおにいさ~ん そいつら危ないよ~ 離れて離れて~ フッフッフ あ~んた達はどんな化け物飼ってんのかニャ~? チリリ~ン♪」 ――鈴を鳴らす椿 ブルースカル木戸・遠藤・日比谷 「おが…… おががががががぁぁぁ!」 ――ゴブリンに変化するブルースカル達 戦闘開始 虎鉄 「え…… え え えぇぇぇぇ!?」 風間 「そんな…… また……」 ――鈴の音 風間 「……!! 音が…… ぐうっ……!」 椿 「えぇ~こっちも!? 今日は入れ食いだな~ ツバキちゃんラッピ~♪」 風間 「ああああああ!」 ――姿が変わる風間 風魔小太郎 「……」 虎鉄 「風間……さん?」 風魔小太郎 「……やっと だな」 ゴブリン 「グルル……」 風魔小太郎 「ゴブリンか…… 虎鉄と言ったな このままでは死ぬぞ 俺が“引き出して”やる……俺を感じろ…… お前のアルカナを思い出せ!」 虎鉄 「へ……?」 ――両目が赤く染まる虎鉄 虎鉄 「…… えと…… あなたは…… 小太郎……さん?」 風魔小太郎 「……フッ」 虎鉄 「ウソ…… ハ ハハハ…… 何かオレ いろいろわかっちゃった……みたい」 椿 「わん♪ 入れ食いどころかとんだ大物ちんだったのかい じゃ あ~たしも」 ――両目が赤く染まる椿 椿 「でんすけ~ GO!!」 デンスケ 「コロロロロロロ」 虎鉄 「へっ!?」 風魔小太郎 「……女 お前は……」 椿 「お? イケメン使鬼くん 見つめちゃいやん」 風魔小太郎 「……… まぁいい…… 虎鉄 やるぞ 自分の心に従え」 虎鉄 「は…… はい!」 風魔小太郎 「十三代目 風魔小太郎――参る」 1つ目のアルカナストーン破壊 虎鉄 「……こ こんなかんじ?」 椿 「わ~お!! やっる~♪」 虎鉄 「あの……君は……」 椿 「あたし? あたしは イケないツバキちゃんさ……」 虎鉄 「イ イケない……!?」 風魔小太郎 「……虎鉄 戦いに集中しろ」 2つ目のアルカナストーン破壊 風魔小太郎 「そうだ それでいい」 虎鉄 「は はい!」 椿 「すっごいねチミぃ リアル どっかの組織の人とかじゃないの??」 虎鉄 「……へ? 組織って?」 風魔小太郎 「女……集中を乱させるな」 椿 「へ~い」 戦闘終了 虎鉄 「やっつけちゃった……」 風魔小太郎 「……良くやった 虎鉄」 デンスケ 「コロロロロ」 椿 「へぇ~ へぇへぇ~ 君ちん本物なんだ~ すごいねぇ~ 見たとこ あいつら狼男っちじゃなかったみたいだけど こりゃまたラッピーな出会いだこと♪ ねぇ 連絡先お~し~えて」 虎鉄 「あの……君はいったい……」 椿 「あ はいはい それじゃそろそろ ドバンと自己紹介!」 ――名刺を差し出す椿 「鎮護国禍【術】 チーム朱夏・二代目総代♥ 衛士 真鶴 椿」 椿 「あたくしはこういう人ね 『狼男』の件でなんかあったら連絡してよ よろろっぴ “器”くん♪」 * * * * 己のみの正義《ラメド》を信じた。 誰も顧みず、ただ、ただ―― 神名千尋 聖マルディウス教会 ドゥクス 「『英血の器』――私たちは あなたたちのことをそう呼んでいるわ」 千尋 「英血の……器……?」 ドゥクス 「そ “器”さん さっそくだけどまずは種明かしから始めましょうか 謎は無し 物語としては 次第に謎を明かしたほうがいいのでしょうけれどね 面倒なのは嫌いなの いいでしょ?」 千尋 「……助かるよ」 ドゥクス 「フフ まずは……そうね 真実その1 『あなたたち人は 本当に神の子である』」 千尋 「……?」 ドゥクス 「いろいろな神話なんかでそんな風に伝えられているけれど それ 本当なの これが あなたたちの周りで起きていること全ての元凶よ」 千尋 「『あなたたち人は』って…… 君は 人じゃないの?」 ドゥクス 「そうね あなたたちから見れば 私も神のようなものなのだけれど ここでいう神というのはこの全宇宙を作った者――『創世主』と呼ばれる存在よ」 笙子 「ドゥクスさん…… なんだか怪しい勧誘みたいだけど 大丈夫……かな?」 ドゥクス 「失礼ね 笙子 大丈夫にきまっているでしょ? この私がわかりやす~く説明してさしあげているのだから」 笙子 「だといいけど……」 ドゥクス 「……コホン かつて 創世主は この宇宙の住人として7つの種族を創ったの <超獣><亜人><神> ややこしいけれど この<神>は創世主よりは下等な別物よ そして<魔><海><不死><機甲>―― それらはやがて<人獣><神><魔><海><不死>の5種族に移り変わっていく―― ――けれど 人はそのどれにも似ているし どれにも含まれないわ なぜなら あなたたち人は “創世主自身のうつし身”だから」 千尋 「……」 ドゥクス 「人は 誰しもその体に創世主の力――『アルカナの因子』を秘めているの 今はごく僅かな因子だけれど このまま進化し続ければ いずれ全人類が創世主になれるわ まぁ 早くてもあと数垓年はかかるでしょうけどね」 笙子 「……神名さん 大丈夫?」 千尋 「……うん 続けて」 ドゥクス 「んもう 笙子は心配性ですわね じゃ 真実その2 『神には 敵がいる』」 千尋 「……」 ドゥクス 「よくある神話で神に敵対する悪魔がいるように 創世主にも敵がいるの 敵の名は『混沌』 『創世主の軍勢』と『混沌の軍勢』は宇宙のどこかで 常に戦い続けているわ 混沌としては全宇宙の全人類が創世主となる前に 全てを喰らいつくしたい―― 黙っていれば それも可能でしょうね けれど 創世主側にも稀に 一足早く混沌を倒しうる創世主の力―― 『アルカナの力』に目覚めるものが現れる……それが――『紅蓮の王』 紅蓮の王たちはずっとずっと長い時を戦ってきたわ そして 紅蓮の王が消え去る時 その思いと力は受け継がれて 新たな王が生まれる―― 『英血の器』は紅蓮の王の“種”みたいなもの その血に眠るアルカナ因子の量は 紅蓮の王と同じほどに多く 純粋なの つまりね あなたたちは『大共鳴』とか呼ばれてる現象のせいで 異界の紅蓮の王たちと 時空を超えて共鳴し合い シンクロしてしまっているというわけ そしていずれ そう遠くない未来 あなたたちの存在をきっかけに この次元にも紅蓮の王が誕生するわ」 千尋 「…… ……悪いけど 信じられないな」 ドゥクス 「確かに 人ごときの知覚野では まったく信じられない話でしょうね でも――あなたが実際に持ってしまった力と そこにつまった紅蓮の記憶は これが真実だと告げているはずよ」 千尋 「……」 ドゥクス 「さて ここで問題なのだけれど 実は今 この地球世界の為政者たちは 愚かにも混沌の手の者と結託して あなたたち『英血の器』を消滅させようとしているのよね」 千尋 「消滅……?」 ドゥクス 「一応 創世主側の私としては 看過はできないわ だからね千尋 あなたは『紅蓮の王』を生み出すためになんとしても生き延びて―― この世界を 壊すのよ」